楽天経済圏が改悪したって聞いたけど本当?
別の経済圏に移行すべき?
今からでも楽天経済圏を使うべき?
今回はこういった疑問に答えていきます。
この記事で分かることは、
- 楽天経済圏とは
- 楽天経済圏のメリット
- 楽天経済圏の改悪内容
- 他の経済圏との比較
- 今からでも使うべきかどうか
それでは早速みていきましょう。
楽天経済圏とは
楽天サービスを意識的に使うと楽天市場で買い物をする時の還元率を10~15パーセントにすることは比較的誰でも到達可能なレベルなので、日用品やふるさと納税、その他日頃のお買い物を楽天市場でやるだけで簡単に多くのポイントの貯まります。
まとめると、
- 楽天サービスを使いSPUを上げて楽天市場で買い物
- 楽天カードや楽天ペイで日常の決済を行う
この2点を意識的にやることで楽天ポイントを貯めて、賢く使うことで生活を楽にしようというものです。
楽天経済圏のメリット
改悪内容を見る前にまずは楽天経済圏を使っていることによるメリットを見ていきたいと思います。
シンプルに節約になる
まずは「シンプルに節約になる」ということです。経済圏というとポイントを貯めることにフォーカスが置かれがちであり、それ自体は間違ったことではありません。しかし楽天経済圏であればポイントを貯めること以前に節約が可能な点が魅力です。
これらの中心となるサービスが安い料金or無料で使えるため、日々の生活にかかる支出を根本から減らしてくれます。
その上でポイントが貯まるので、「支出を最小限にしつつ、その最小限の支出も最大限ポイント化する」という理想の形が実現できます。
ポイントが圧倒的に貯まる
楽天経済圏におけるポイントの貯まりやすさは他の経済圏を圧倒するものです。
日常の買い物であれば、
- 楽天ペイを使うことで1.5%還元
- 楽天ペイが使えない場合は楽天カードで1%還元
という形で無料サービスを使うだけで効率的にポイントを貯めることができます。
楽天市場での買い物であれば、
- お買い物マラソンでまとめ買いをすると15%程度の還元は比較的多くの人に実現可能
- それ以外のタイミングでも7%や8%程度の還元率が比較的多くの人に実現可能
という形で超高還元で買い物をすることができます。
それ以外にも、
- 楽天モバイル
- 楽天ひかりや楽天turbo
- 楽天でんきやガス
などの楽天のサービスを楽天カードで支払う設定をしておくことによって勝手にポイントが付与されていきます。
この後紹介する改悪はもちろんマイナスに働いてくる内容ですが、それを加味しても「楽天経済圏以上にポイントを貯めやすい経済圏は今のところない」というのが僕の意見です。
関連記事:楽天経済圏の攻略方法‼︎一人暮らしでも年間12万ポイント獲得‼️
他と比べ仕組みが分かりやすい
経済圏を利用する上でネックになるのが仕組みが分かりづらく難しいという点です。楽天経済圏以外の経済圏において、
- 専用の携帯のプランを契約しないといけない(割高のプラン)
- 年間〇〇円以上の利用でポイントが獲得できる
- 利用金額や利用回数に応じて特典が変わる
など、理解が難しくなる条件や、ポイントを獲得するためのお金の無駄遣いを誘発する仕組みが多く見られます。
家計簿と支払いがスッキリする
楽天経済圏でのポイントの貯め方は大きく2種類で、
- 楽天ペイや楽天カードで日々の支払いをする
- SPUをあげて楽天市場で買い物をする
になります。
楽天市場で買い物をするときの決済方法は楽天カードが推奨で、楽天ペイのお金のチャージも楽天カードからすることができます。そうすることで日々の支出が全て楽天カードに集約されるため家計簿と支払いがとてもスッキリします。
- 「節約したいなら家計簿をつけるべき」
- 「お金を何にいくら使ったか把握することが大切」
というのはよく耳にする言葉だと思います。しかし楽天経済圏ユーザーであれば日々の支払いは楽天カードで全て集約されているため、楽天カードの利用明細が家計簿の代わりになります。
このように楽天経済圏を活用することで家計簿と支払いをスッキリさせることができます。
他のサービスに流されずに済む
ポイントを有効活用してお得になろうとする人に待ち受けている落とし穴は「完璧主義」になってしまうことです。もちろんポイントをできる限りお得に集めようとすることは悪いことではないですが、そこにかかる労力や時間も考慮すると「ある程度頑張ってある程度の成果を得る」くらいがちょうどいいと思います。
- 完璧を求めて必要以上の時間と労力を使う
- この部分は楽天、この部分は他の経済圏
- 集められるポイントは全部集める
これらのことをやってしまうとポイントの種類が多くなり管理や消費が大変になってしまいます。そのため使う経済圏を1つ決めたらそれ以外には手を出さずに継続することがおすすめです。
その点楽天経済圏であればスマホ、Wi-Fi、クレカ、銀行、ショッピング、電気、ガス、証券、スマホ決済など、日常的に使う多くのサービスを網羅しているため他の経済圏との併用を考えずに済み、最初に必要なサービスの登録や申し込みをするだけで良いので、労力に対して得られるリターンがとても良いと思います。
楽天経済圏の改悪内容とは?
ここからは実際に楽天経済圏にどのような改悪があったのか、どれくらい影響してくるのかについて見ていきます。
SPUと獲得上限のポイントの変更
楽天経済圏では楽天市場を利用しポイントを貯める方法があります。利用している楽天のサービスに応じてSPUというポイント還元率が上がっていき、楽天市場でのポイントが貯まりやすくなります。
以下の表が楽天経済圏でSPUを上昇させるためのサービスとそのSPUの上昇率、そしてポイント獲得の上限を変更前と変更後の数値で比較したものです。
変更前 |
変更後 |
|
楽天会員登録 |
上限なし(+1%) |
上限なし(+1%) |
楽天モバイル |
6000(+2%) |
2000(+4%) |
楽天カード通常分 |
上限なし(+1%) |
上限なし(+1%) |
楽天カード特典分 |
5000(+1%) |
1000(+1%) |
楽天銀行 |
5000(+1%) |
1000(+0.5%) |
楽天turboもしくは楽天光 |
5000(+1%) |
1000(+2%) |
ポイントの獲得上限に大きな改悪があるように見えますが、
- 中心となる楽天カードは上限がないこと
- 楽天モバイルのSPU上昇幅が上がっていること
- 楽天turboと楽天光も上昇幅が上がっていること
- そもそもポイント獲得上限に達する人はごく一部であること
これらのことが分かります。
大量にお金を使い買い物をする楽天経済圏のヘビーユーザーにとっては痛いかもしれませんが、一般のライトユーザーに対してはほとんど影響がありません。むしろ楽天モバイルや楽天カードを中心としている人たちにとっては還元率が上昇し追い風になっているように感じます。
個人的な予想ではありますが、
- ヘビーユーザーは増やさなくても良い
- ライトユーザーをしっかり囲いたい
- 今楽天経済圏を使っていない人に使って欲しい
- そのために参入のハードルを低くする
という意図があるのかな?と思っています。
5と0が付く日の買い物
楽天市場では5と0が付く日には通常のSPUに+2%という特典がありましたが、こちらは既に1%に変更されています。
またこのキャンペーンを利用して獲得できるポイントの上限が3000ポイントだったものが1000ポイントに変更されました。
「具体的にはどれくらいの買い物なの?」と思うと思いますが、3000ポイントの上限に達するまでに必要な買い物の金額は15万円です。つまり毎月5と0が付く日だけで15万円分の買い物をしていた人がダメージを受ける改悪内容になります。
しかし僕含め多くの人がこれには関係ないと思います。
楽天のプライオリティパス
楽天カードは年会費無料ですが楽天プレミアムカードという年会費11000円の有料のクレジットカードもあります。
こちらのプレミアムカードの保持者はプライオリティパスというサービスを利用することができますが、そのサービス内容に一部変更が発表されました。
- 変更前:海外ラウンジ利用料無料
- 変更後:海外ラウンジ利用料が年間5回まで無料
こちらの変更が2025年から実施されます。
つまり楽天プレミアムカードを使用しており、年間で何度も海外旅行に行く人が対象となります。僕自身楽天カードは年会費無料の通常の楽天カードを使っており、記事を通しても年会費無料のものを推奨しているため、この点に関してはほとんどの人は影響はないかと思います。
総括
これらの改悪内容でダメージを受けるのは、
- 楽天経済圏の超ヘビーユーザー
- 楽天プレミアムカードの利用者
が中心です。
ぶっちゃけ僕自身もほとんどダメージがなく安心して継続して利用しています。ネット上で改悪を残念がっているのは楽天経済圏の超ヘビーユザーや獲得ポイントに完璧を求めている一部の人たちが中心であり、
- 大半を占めるライトユーザー
- 今から楽天経済圏を利用しようとしている人
- ある程度の労力である程度の結果が出ればOKという人
これらに当てはまる人にはさほど影響がないことがわかっていただけると思います。
他の経済圏と比べてどうか
ここまで楽天経済圏のメリットと改悪内容について解説してきました。それを踏まえた上で楽天経済圏を利用していく価値はあるのか、他の経済圏と比較を検討していくべきかどうか、という部分が1番気になるところだと思います。以下4項目で他の経済圏と比較していくのでぜひ読んでみて下さい。
スマホ料金の差
経済圏と聞くとやはりauのau経済圏、docomoのdocomo経済圏、SoftBankのPayPay経済圏が思い浮かぶと思います。
これらのスマホのプランを契約していることが経済圏でのポイントの貯まりやすさに影響してくるので、スマホの料金プランの比較は無視できないと思います。
無制限で利用したい場合
- au,docomo,SoftBankではベースが7000円程度
- 家族割や家のWi-Fiを契約していると割引が入り5000円程度
これらが大手3社の月額料金です。楽天は3278円で無制限で利用できるため細かい比較をするまでもないです。
また利用GB数が少ない場合でも大手3社が楽天モバイルより安くなることは基本的にはありません。
全てを比較するととんでもない量になってしまうためここでは細かい説明は省略しますが、「楽天モバイルの方が安い」ということだけ理解できていれば大丈夫です。
楽天モバイルの料金の詳細に関しては記事の後半で説明しているため、ぜひ読み進めてみて下さい。
- 「楽天モバイルは電波が悪いんじゃないの?」
- 「安いから何かデメリットがあるんじゃないの?」
と感じる方もいるかとは思いますが、正直全く問題ありません。この点に関しても別記事で詳しく解説していますので、「安いのは魅力的だけど電波が不安」という人は参考記事をご覧ください。
関連記事:楽天モバイルの電波悪いと言われる原因は?正しい対策をすれば問題なし‼︎
スマホの部分に関してまとめると、
- スマホの料金は楽天の方が安くおすすめできる
- ポイントのために専用の料金プランに加入する必要がない
- 電波やその他サービスに関しても問題ない
となります。
クレジットカードのスペック
クレジットカードもどの経済圏にもある必須のサービスになるので、この点も経済圏を選ぶ上で大切になってきます。
楽天カードは年会費永年無料で基本還元率1%の超優秀クレカです。
楽天カードは年会費がかかるゴールドクレカもありますが、一部の楽天経済圏上級者を除き基本的には年会費無料の楽天カードで問題ないと個人的には思っています。
逆にいうと「わざわざゴールドカードを作らなくても経済圏の恩恵を受けられる」ということです。
楽天カードのメリット、デメリット等をまとめた記事があるのでこちらも併せてご覧ください。
関連記事:楽天カードの還元率やメリットデメリットまとめ!改悪後でも使うメリットはあるのか解説します。
ポイントの使いやすさ
また貯まるポイントの使いやすさも大切だと思います。
楽天ポイントは日本国内ではトップレベルに有名で使い方も様々あります。
基本的には上記の使い方ができれば十分合格点だとは思いますが、「楽天ポイントを最大限有効活用したい」という人に向けて詳しく解説している記事があるので気になる人はそちらも併せてみてみて下さい。
関連記事:【楽天経済圏】楽天ポイントの効率的な貯め方とお得な使い方!
他のポイントはクレカの支払いに充当できなかったり、使い道が限られていたりと少しだけ使いづらい部分があるというのが個人的な感想です。
- 使いづらいポイントが10000ポイントある
- 使いやすいポイントが7000ポイントある
であれば僕は迷わず後者を選ぶので、僕と同じ考えの人は楽天経済圏向きと言えます。
経済圏の本質
個人的には経済圏の本質は「いくらポイントを貯めたか」ではなく「少ない労力と少ない支出で効率的にポイントを貯めれるか」だと思っています。その点楽天経済圏であればスマホ料金や年会費無料のクレカという武器があることによって根本の無駄な支出を減らしていくことができます。
また「〇〇ポイント絶対に貯める」「ポイントのために〇〇といういるかいらないかわからないサービスを申し込まなきゃ」といったことを誘発しない仕組みになっているため、本質から逸れることもあまりないのかなと思います。
何から始めるべき?
ここまでの話を踏まえた上で「楽天経済圏を利用してみたい」「何から始めればいいの?」と思う方も多いと思います。
最終的には無理のない範囲でできるだけ多くの楽天サービスを利用するべきですが、まず最初におすすめしたい2つのサービスを紹介していきます。
楽天モバイル
まずは楽天モバイルです。
- 楽天モバイル自体が超節約になる
- 楽天モバイルを契約していると楽天市場でのSPUが4%上がる
この2点が楽天モバイルのメリットになります。
料金 |
家族割引 |
最安料金 |
|
3GB未満 |
1078円 |
−110円 |
968円 |
3GB以上20GB未満 |
2178円 |
−110円 |
2068円 |
20GB以上 |
3278円 |
−110円 |
3168円 |
こちらが楽天モバイルの料金表になります。
楽天モバイルは現在キャンペーンとして、
- 楽天モバイル初めての申し込みで楽天ポイントが6000ポイント
- 楽天モバイルと楽天カード初めての申し込みで楽天ポイントが17000ポイント
- iPhone16シリーズなどの対象機種の購入で最大17000ポイント
- iPhone15が最大32000円相当お得
- AQUOS sense8が20000円引き
これらの中から気に入ったものを選んで利用可能です。
申し込み方法やキャンペーンの条件、詳細等は楽天モバイル公式ホームページをご覧ください。
楽天モバイルの魅力はこの記事では語りきれないので詳しくは参考記事をご覧ください。
関連記事:楽天モバイルの評判は?電波はどうなの?試してみるメリットや理由
楽天カード
楽天カードこそ、楽天経済圏の全ての土台となるサービスです。
楽天カードで決済、楽天ペイへのチャージ、楽天サービスの支払いなど利用方法は様々です。また楽天市場でのお買い物で楽天カードで決済をするとそれだけでSPUが2%上昇するので、
- 楽天会員登録(無料)で1%
- 楽天モバイル(超安い)の契約4%
- 楽天カード(年会費無料)で決済2%
という形で楽天モバイルと合わせるだけで誰でも簡単に楽天市場で7%の還元率を実現することができます。
また上記でも紹介した通り
楽天モバイルと楽天カード初めての申し込みで楽天ポイントが17000ポイント
というキャンペーンがやっているため、詳しい条件や詳細を知りたい方は楽天モバイル公式ホームページから確認&申し込みをしてみてください。
関連記事:楽天カードの還元率やメリットデメリットまとめ!改悪後でも使うメリットはあるのか解説します。
悩んでいる時間が勿体ない
ここまでの情報を踏まえた上で言えることは、悩んで実行に移さない時間がもったいないということです。
買い物の出費が多い月に楽天経済圏を活用して数万ポイント貯めたという話は色々な場面で聞きます。僕自身は基本的には出費が少ないので毎月数千ポイントですが、引っ越し等で出費が多かった月に3.4万ポイントを1ヶ月で貯められた経験もあります。つまり楽天経済圏を早く始めるに越したことはないということです。
- 固定費を下げたい
- 大量のポイント獲得でお得になりたい
- 日々の支払いや家計簿をスッキリしたい
- ひとつの経済圏に絞ってスッキリしたい
- なるべく時間や手間をかけたくない
これらの特徴に当てはまる人は楽天経済圏を利用することを非常におすすめできるので、ぜひ始めてみましょう。全てのサービスを同じ日に申し込む必要はありません。まずは楽天モバイル、楽天カードがおすすめです。
関連記事:【大学生版】楽天経済圏の使い方と始め方!まとめて解説します。
関連記事:【一人暮らし版】楽天経済圏の始め方と使い方!完全解説
まとめ
- 楽天経済圏の改悪はそこまで深刻ではない
- むしろライトユーザーにとっては追い風
- 迷っているくらいなら始めたほうが良い
- まずは楽天モバイルと楽天カードから申し込み
この記事が皆さんが楽天経済圏を利用するきっかけになり、生活の改善にお役立ちできると幸いです。
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